伏見人
明日からの生きる力を生み出すお葬式界のレジェンド、渋谷英嗣さん☆
本日の伏見人は、『株式会社オルグ・ブランディング京都』の代表、渋谷英嗣さんにお話を伺いました。
儀式的なお葬式ではなく、ご遺族に寄り添い、未来に希望を持てる新しいお葬式を提案されている渋谷さん。
お供え胡蝶蘭やLEDビジョン、生前葬など、気になるワードが盛りだくさんのインタビューです。
ミディサイズのお供え胡蝶蘭も人気です。
故人の冥土の幸福を祈り、残された人たちが明日からも力強く生きられるよう、お供え胡蝶蘭やLEDビジョンを使った新しいお葬式の形を提案しています。
例えば、胡蝶蘭には『幸福を届ける』『幸福が飛んでくる』という意味があるので、お祝いの時だけでなく、天国の故人に贈り届ける際にもピッタリのお花です。
形式的に供養の儀式を行ってしまうと、人は悲しみを癒やすタイミングを失ってしまいます。
胡蝶蘭の意味を知り、心を込めて贈ることで、贈る側の心が癒やされるきっかけにもなればと考えています。
大型LEDビジョンでは、悲しみに没入できる時間を創り出すことができます。
お葬式はエンターテイメント・ファンタジー・ロマン・コミュニケーション・ホスピタリティー・グリーフケアの6つで構成されいると思います。
だからこそ私は扱う商材は“笑顔の創造”に繋がるものだけと決めています。
人が亡くなることは辛く悲しいことですが、残された人たちには明日があります。
だからこそ、深く悲しんだ後は少しでも前向きになれるお手伝いをしたいのです。
例えばLEDビジョンを使った想い出ムービーは、故人との思い出を懐かしみ、その場にいる人たちが同じ思い出を共有するのに最適なツールです。
この振り返りの時間をしっかり作ることで、気持ちが整理され、明日からの生きる希望を見いだせるようになります。
そんな特別な時間と空間を創り出すことこそが、自分の使命だと感じています。
ブログで毎日「命言集」を更新しています。
港町・宿場町として栄えた時代もあるためでしょうか、京都というよりは大阪文化の方が近しい感じがします。
文化というのはいつも川がある場所から始まるので、伏見も文化が生まれやすい場所なのかも知れません。
そう思うと、伏見は新しいお葬式文化を広めるスタート地点に相応しいですね。
また、仕事柄出張によく行くのですが、交通のアクセスがいいので便利です。
程よい田舎っぽさがあるところも好きですね。
藤森神社の御神水の様子
週に一回『藤森神社』にお水を汲みに行っています。
人間の体のほとんどは水分でできているため、神様からの御神水を毎日頂けるのはありがたいことです。
伏見は伏水と呼ばれるほど、他にもおいしいお水を頂けるスポットがありますが、私は藤森神社のお水が1番合っているように感じます。
東京虎ノ門にある愛宕神社のように、神社に胡蝶蘭を奉納する文化もこの伏見から広めたいと思っているので、今年は藤森神社に奉納したいと思っています。
お葬式現場のスタッフの幸福度の向上を目指し、相談会や勉強会なども開催しています。
30年以上お葬式業界で働き、感じたことは、現在のお葬式は商業化し過ぎているということです。
本来、お葬式というのは、心と心が繋がり合い、死から生を学ぶ場所です。
《村八分》という言葉がありますが、火事とお葬式の時(二分の部分)だけは、人は昔から助け合ってきました。
《報恩謝徳》という言葉もありますが、生前を偲び、亡くなった方の人生から生き方を学び、感謝する時間を持てるのが、お葬式のあるべき形だと思っています。
そんな本来の意味を取り戻したお葬式を提案していきたいですね。
また、生きている間に自ら感謝の思いを伝える機会を作ることも大切だと考えています。
《生前葬》はそんな思いを形にできる新しい感謝の文化になると考えています。
実は甘いものが大好きです♪
ラ・フランスと紅まどんなという愛媛でしか作られていないオレンジが食べたいですね。
あとチョコレートとシュークリーム。
甘いものが好きなんです。
赤ワイン片手に、オシャレに人生の幕を閉じようと思います。笑
【編集コメント】
私の中のお葬式の概念を180度変えてくれた渋谷さん。
『お金がもったいないから私が死んでもお葬式あげなくていいよ』と、家族に何度か言ったことありますが、それだと残された家族の悲しみを無視したことになるのだと気付かされました。
「お葬式で笑顔の創造って、どういうことだろう?」
そう不思議に思う方もいたかも知れませんが、残された人たちには明日があります。
明日からも笑顔で生きていくための新しいお葬式の形は、これからたくさんの方に広めていきたい大切な文化です!
(取材 さおしー)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。