津山市の老人ホーム・介護施設紹介
あなたはどう最期をむかえたいのか
たけやん編集長は元病院の相談員です。
福祉の現場が長いので様々な最期の支援をしてきました。
11月30日(いい看取り・看取られ)は人生会議の日
最近福祉の関係のお仕事をすることも多いのでお伝えしたいと思います。
ACP(アドバンスト・ケア・プランニング)
日本語で人生会議という意味です。
どこで最期を迎えたいのか、どういう治療をして欲しいのかを家族で話しておきましょうと、厚生労働省が進めている運動です。
4年ほど前に芸人の小藪さんのポスターとCMが炎上していたことを覚えてますでしょうか?
表現の良いか悪いかは置いといて、話しておいた方が良い大切なテーマです。
残念ながら現代の医療技術をもってしても不老不死は実現しておりません。
人間は老いるし、必ず死にます。
だからこそ、どこで最期を迎えたいのか、どういう最期にして欲しいのかを元気なうちに家族や信頼できる人と話しておくことをお勧めします。
「そのうち話す」
そう思っているかた非常に多いですが、いざとなったら話すことは困難です。
「まだ元気なのに不謹慎だ!」
そう言われる方もけっこういます。
そのお気持ちはわからないでもないのですが、決断を急に迫られる時があります。
例えば、
交通事故などで生きるか死ぬかの時に人工呼吸器をつけるかつけないかの決断を迫られる時があります。
医師から
「つけないと死ぬかもしれません」
そう言われて断れる家族はなかなかいません。
知っておいて欲しい大切なことは、治療方針については本人・家族の同意がないと医療関係者では決断することはできないという事です。
本人が話せたらまだしも、意識がない時は残された家族が決断しないとなりません。
自分の家族の生死をいざという時に決断できますか?
自分がどう生きたのか。
何を大切にしているのか。
どういう最期を迎えたいのか。
死後はどうして欲しいのか。
などなど
思いつくことを家族や信用できる人と話して自分の思いを共有しましょう。
話すことで新たな発見や、お互いの関係性を深めることができます。
人生会議をしておおよその希望を確認したとしても、人の思いは変わります。
一度決めたからといって変更できない訳ではありません。
何度でも話し合ってお互いの思いを更新していきましょう。
厚生労働省のHPでも紹介してますのでご参考にして見てください。
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